浪人⑤ ~冬~
予備校の後期が終了しました。
それより少し前に、センター試験の過去問題集を、受験予定の全教科購入しました。
時間を計測し、何度も解きました。
センター試験当日がやってきました。
1日目が終了し解答速報が出回っていましたが、心が乱れるのが怖かったため、
見るのを止めておきました。
センター試験の結果は、現役時代より、点数が採れました。
ただ、少し不足している感はありました。
センター利用で受験した私立大学は、ひとつは合格しましたが、
本当に合格したい私立大学は、不合格でした。
センター試験は少し不足していましたが、
二次試験には自信があったので、前期で第一志望の国立大学を受験する予定でした。
しかし、親に反対され、第一志望ではない国立大学を受験することになりました。
前期も後期もです。
親の言い分としては、もし前期が落ちた場合、後期の結果が出るのは、3月中旬である。
それほど遅くに結果が出るのは、気持ちが落ち着かないので、
合格可能性の低い大学を、前期に受験してはならない、というものでした。
この頃を思い出すと、今でも後悔しかありません。
なぜ親ともっと会話しなかったのか、なぜ親をもっと説得しなかったのか、
なぜ親が納得できるセンター試験の点数が採れなかったのかと、自分を責めるのです。
センター試験の点数はイマイチでも、二次試験で自信がある旨を、
なぜもっと伝えなかったのかと、後悔するのです。
私は模試の結果を全て郵送で親に送っていました。
ですので、私の成績が上がっていることを、親は理解していると、私は考えておりました。
しかし、そうではなかったようでした。やるせない気持ちでいっぱいでした。
私が送った模試の結果(○○大学模試の結果がA・B判定である結果も含めて)を見て、
親は何を考えていたのでしょうか。本当に今でも分かりません。
1年間、必死で勉強し続けていましたが、その努力が全て無駄になったような気がしました。
結局私は、とある大学の理系学部に合格することができ、大学生になることができました。
しかし、後味の悪い、受験体験となりました。
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