浪人③ ~夏~
春は実家から予備校に通っていたのですが、
夏から予備校近くの寮で、浪人生活を始めました。
予備校生活初の模試の結果もあり、
親元を離れても、勉強の手を緩めることはしませんでした。
勉強に対しての作戦を、改めて立てました。
私は記憶力が優れているわけではありません。
故に全てを暗記で乗り越えるのは無理でした。
そこで、原理原則をしっかりと理解することに、時間を割くことにしました。
それまでは、とにかく多くの問題を解けば良いと考えていました。
多くの問題を解き、多くの問題に慣れることが、最善だと考えていたのです。
ですので、問題集を多く購入していました。
しかし、原理原則を理解するため、参考書を購入し、自分が納得するまで考えました。
納得出来たら、問題集を解くようにしました。
予備校の夏期講習では、無機化学・有機化学の基礎的な授業を受講しました。
予備校の前期は、無機化学・有機化学をまだ扱っていなかったため、
予備校の夏休み中に、ある程度知識をつけておきたかったのです。
現役時代、理論化学で挫折し、化学にしっかりと向き合ったことが無かった私にとって、
無機化学・有機化学は未知の領域でした。
無機化学・有機化学に対して、食わず嫌いだったのです。
夏期講習の講師の方々の教え方が素晴らしかったこともあり、
無機化学・有機化学を深く理解することが出来ました。
参考書を読んでもスッと頭に入りますし、問題集もスイスイ解けました。
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