浪人⓪ ~プロローグ~
志望校に合格出来ず、浪人する方がいる。
浪人するかしないかは、人生で大きな選択である。
1年或いは数年浪人し、志望校か、それ以上の大学に合格出来れば良い。
しかし、その保証はない。自分の努力と実力次第である。
勉強への集中力や意欲が、1年間、あるいは数年間持続するのか、
それも分からない。
受験勉強という我慢大会に、再び参戦するのである。辛い。
また、人生設計で考えた場合、一生涯に稼げるお金を、
減らしているという考えもある(とある予備校の講師談)。
大学の絶対数は増加傾向である。
故に、選り好みをしないのなら、大学には合格しやすくなっている。
(一部でこの考え方は間違っているという指摘もある。)
しかし、大学は、たくさん悩んで、よく選んだ方が良い。
大学に入学し、卒業した時点で、学歴という肩書が生涯ついて回る。
その肩書が、自分が納得できるものならば良い。
しかし、あまり納得していない大学に入学し、何となく卒業し、
その大学の学歴を背負い、生涯生きていくことは、苦痛でしかない。
(そう感じない人もいるかもしれない。)
納得していない大学に入学した場合は、退学をしてしまう可能性も増加するだろう。
また、卒業した大学で、一生涯に稼げるお金も変化する。
しかし、納得できない大学に入学しても、編入学や、大学院から、
第一志望の大学(大学院)に入りなおすという手段があることも忘れてはならない。
また、大学を卒業した後であっても、学士入学という手段もある。
現代の世の中、選択肢は豊富である。
以上を踏まえ、浪人するかしないかは、家族ともよく相談の上、決めた方が良い。
何れにせよ、自分が納得した答えを出すべきである。
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